飯村隆彦(映像作家):
日本の実験映画のパイオニアの一人として1960年代から
前衛的な映像制作を始め、1964年大林宣彦、高林陽一ら
と「フィルム・アンデパンダン」結成、オノ・ヨーコや
土方巽らとのコラボレーションなどで活躍。60年代後半、
ジョナス・メカスに評価され渡米、70-80年代にかけて
主にNYや欧州などで活動し、「時間の構造を見せる」
コンセプチュアルな作品、ヴィデオ/メディア・アート
の先駆的作品など、日本のみならず世界の実験映像史に
おいて常に重要な活動をおこなってきたアーティスト。
http://www.takaiimura.com/
鈴木治行(作曲家):
2000年、映画『M/OTHER』の音楽で第54回毎日映画
コンクール音楽賞受賞。20年以上にわたり、さまざまな
音楽イヴェントを企画。芸術全般の批評活動、および演劇、
美術、映像などとのコラボレーションも積極的に行って
いる。
河合政之(ヴィデオアーティスト/オーガナイザー):
デヴィッド・エリオット(初代森美術館館長)に「日本の
最もエキサイティングなヴィデオ・アーティストの一人」
と賞賛を受けるなど、その哲学的で先鋭的な映像作品は
高い評価を受け、世界25カ国以上で上映、NYクィーンズ
美術館(アメリカ)や国立国際美術館(日本)などに
コレクションされている。文化庁、ポーラ美術振興財団の
派遣芸術家としてNYで活動。帰国後、新しい時代のシーン
を切り開く多才なアーティストとして各界から注目されて
いる。
日時:2008年9月21日(日)
6:00pm - 7:30pm
入場料:無料
場所:アップルストア銀座3Fシアター
東京都中央区銀座3-5-12
(銀座中央通り松屋向かい)
tel:03-5159-8200
*当日の整理券配布はございません。
席数84、若干数の立ち見席あり。
アップルストアにお問い合わせいただいても、
混雑状況等をお知らせする事はできませんので
ご了承ください。
「visual philosophy salon」とは?
アップルストア銀座で開催される
ヴィジュアル・アートの定例イベント
オーガナイザーである河合政之自身の作品を含め、
様々なアーティストの映像作品&活動を
オムニバス形式で紹介。
彼らとのトークを交えながら、東京その他で活動する
ヴィデオ・アーティストたちの動向を紹介。
“visual philosophy”をめぐる一つの緩やかな
ムーヴメントとして方向付けます。
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「新感覚!風景映像=音楽への時空間トリップ」
featuring 飯村 隆彦&鈴木 治行 / 河合 政之
新鮮な感覚で観るアヴァンギャルドな「風景映像=音楽」。
風景に潜む構造を光りの展開とともに顕在化する映像。
音がアナタのイマジネーションを誘い出し、
風景が色づき、呼吸をはじめ、不思議な時空間の中へとただよってゆく・・・
河合政之のホスト・トークによる鋭い切り口、易しい解説を交えて、
ヴィジュアル・アートの新鮮な動きを紹介するサロン。
今回は飯村隆彦、鈴木治行をゲストに迎え、彼らの言葉を交えながら、
人々をアヴァンギャルドな風景映像=音楽の今/昔へと誘います。
飯村隆彦(映像)&小杉武久(音楽)によって46年前に制作された伝説的な
アヴァンギャルド作品「くず」、
飯村(映像)&鈴木治行(音楽)によるエアーズ・ロックの風景作品、
河合政之による東京の風景=音楽作品、ナイアガラを題材にした新作などを上映。
上映作品:

『くず(Junk)』
映像:飯村隆彦、音楽:小杉武久 1962年/白黒/8/16mm(今回はヴィデオ版上映)/10分
飯村隆彦のデビュー作にして、飯村+小杉による伝説のコラボレーション作品。
晴海の海岸に打ち寄せられた、東京湾のゴミや動物の死体が、ノイズとともに、
シュールに動き出す。だがそこに現れる飯村特有のニヒルな感覚も見逃せない。
その破壊的で即興的な映像&音楽は、環境問題をも46年前に先取りして現在も
なお、過激で先鋭的。

『A Rock in the Light』(DVD「AIR'S ROCK」1985-2008より)
映像:飯村隆彦、音楽:鈴木治行
1985/2008年/カラー/ヴィデオ/18分
オーストラリアの砂漠の真ん中に孤立する一つの巨大な岩、エアーズ・ロック
をめぐって、時の経過とともに、風景が光を軸にして構造化するコンセプチュ
アルな作品。1985年にレーザーディスク作品としてヒットした映像作品を全面
的に再編集、音楽も気鋭の作曲家鈴木治行が新たに作曲。
「音楽が以前よりもはるかに視覚的にフォーマルに構成された映像と一体となり、
映画はかっての作品よりもはるかに先を行くものになった。(飯村)」

『Tokyo Color Scene』
監督・音楽:河合政之
1998年/カラー/ヴィデオ/オリジナル18分(今回の上映は抜粋版)
色の中で、移りゆく街の音を聴く作品。色の声音に耳を傾け、音の彩りを観る。
感覚器官を研ぎすまして、空想の街を呼吸する。1997年から98年にかけての
一年間かけて、東京のさまざまな環境に鳴っている音を採録し、場所を「音楽」
として構成した。音に現れる街の情景とともに、色が移り変わってゆく。
イメージのない、色と音だけで作られたヴィデオ・アート作品。
(写真はインスタレーション作品として展示時のもの)

『Niagara Hot Spring』
監督・サウンド:河合政之
2008年/カラー/ヴィデオ/5分
ナイアガラ・フォールズの夜明けのひととき。暗闇の中から、空が明るみ出す
とともに、滝からわき上がり、七色に変化する蒸気が浮かび上がる。新作。
企画:REF lab. (レフラボ)
web: www.ref-lab.com
お問い合せ:info@ref-lab.com
協力:飯村隆彦映像研究所、Harvest Firm Inc.
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