visual philosophy salon
vol.0
at Apple Store Ginza
2008/05/10
プロローグ
河合:みなさんこんばんは。本日は生憎の雨でお足元が悪いなか、こんなにたくさんお集まりいただきましてありがとうございます。
本日「volume 0」ということで、「映画でも現代美術でもない映像アートとは?」というテーマでお送りしたいと思います。
「visual philosophy salon」と題しましたけれども、「visual philosophy」という言葉は、ぼくが映像アートを紹介するために考えた言葉なんです。みなさんは映像アートにふれる機会がおありか、それともあまりないかどちらでしょうか。みなさんが映像に触れる機会というのは、今の世の中ではたくさんあると思うんですけれども、普通に映像と言いますと、みなさんが思い浮かべられる映像というのは、やはりテレビとか、あとハリウッド映画ですとか、最近ですとやはりインターネットのたとえばyoutubeですとか、そういう映像だと思うんですね。そういういろいろな映像に囲まれて私たちは暮らしていますけれども、その映像というのを本当に、それを感じたり、それからそれに反応して、反応する自分の、その反応について、ちょっと立ち止まって考えてみたり、じっくりその映像の面白さだったり、あるいは面白くなさだったりについて考えてみたりという機会は、あまりないかもしれません。
で、「visual philosophy」という言葉はですね、ぼくは映像は言葉を超えた哲学だというふうに考えているんですけれども、映像について感じたりとか、映像を見て、それについて反応したりとか、そういうことっていうのが、それがもう考えることそのものにつながっていくんじゃないか。だから新しい「考えるためのツール」として映像というものを捉えていこう、そういう考え方なんですね。で、今日はぼくと同世代のいろいろなアーティスト、素晴らしいアーティストの方々にお願いして、いろいろな作品をお見せできますので、これからみなさんを、そういう映像アートの世界にお連れしたいと思っています。
それでは最初に、石田尚志さんの『絵馬・絵巻2』という作品をご覧いただきます。
次:石田尚志 『絵馬・絵巻2』
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