visual philosophy salon
vol.0
at Apple Store Ginza
2008/05/10
石田尚志『絵馬・絵巻 2』
石田尚志さんの『絵馬・絵巻 2』という作品でした。この作品はですね、オリジナルは16mmのフィルムで作られていまして、この作品はアニメーションの手法を使って作られているんですけれども、みなさんアニメーションというとどのような印象をもたれるでしょうか。
まあアニメーションというとやはりディズニーのアニメーションですとか、普通だとキャラクターが出てきて、いろいろな物語があって、そういうのをアニメーションだというふうにやはり思うと思うんですが、この作品はですね、ご覧になったようにそういうキャラクターとかはなくて、何というか、波のような、あるいは植物のようでもあるし、何かこう虫が這った痕のような何とも言えない抽象的なイメージが、どんどんどんどん広がっていくというか、発展してふくらんでいく、そういう作品ですね。
とても美しい作品だと思うんですけれども、この作品を見まして、まあひとつのパフォーマンスとして石田さんが絵を描いている、そのパフォーマンスの痕みたいなものをぼくらは見ていると思うんですね。ここにその石田さん自身が描かれている手とか身体の動きみたいなものは見えないんですけれども、その痕だけを追っていく。それを時間とともにその痕を追っていくことで、こちらはそういう身体の動きというか、あるいは心の動きみたいなものを、それがむしろ見えないことによって、その痕を見ることによって、そういう動きみたいなものを見ることができる、そういう作品なのではないかというふうにぼくは思います。
じゃあ次の作品なんですが、スタイルは全然違うんですけれども、パフォーマンス性とか、そういう面でぼくなりの共通点があるんじゃないかと思う作品を次にご紹介したいと思います。次はですね、GOLDENSHITさんの『暴れこいのぼり』。これは実際におこなわれたパフォーマンスのドキュメンテーションです。
次:GODLDENSHIT 『暴れこいのぼり』
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